旧網干銀行の頭取、山本真蔵氏が建てた和洋折衷の豪勢なお屋敷です。
山本家住宅の内部は長らく非公開だったのですが、2016年8月に初めて見学会が行われました。平成元年に姫路市都市景観重要建築物等1号に指定され、現在は第1・3日曜日に一般公開されています。
入館料は300円。入館時に網干歴史ロマンの会発行の資料をいただきました。内覧はガイド付きで、見どころなどをとても詳しく解説してもらえます。
1階の応接間、書斎、大理石の風呂、離れ和館の内部などを内覧した後2階へ。2階には明るく開放的な和室がありました。
2階の和室に取り付けられた洋風の両開き窓。
望楼(ぼうろう:展望台)の屋根に燈籠状の飾りが取り付けられています。
住宅に展望台とは豪勢な。
望楼は畳3枚ほどの広さ。窓から網干の街並みを一望できます。
上の写真は、西の窓からの展望。
民家の屋根の向こうに金剛稲荷大明神の鳥居が。
北の窓からの展望。甍の波が美しいです。
こちらの窓からは、播磨の山々を眺めることができます。この住宅が建てられた頃は、この展望台から姫路城の大天守を眺望できたそうです。
■山本家住宅
内覧日:毎月第1・第3日曜日
内覧日の開館時間:10:00~16:00
費用:300円 ※小学生以下は無料。要保護者同伴