関西 日帰りカメラ旅

神戸市在住。日帰りで行けるちょっといい場所を訪ねて写真を撮っています。

【神戸】緊急事態宣言が解除。神戸異人館街を歩いてみた(その3)

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ドイツ人貿易商ゴッドフリート・トーマス氏の自邸として明治42年頃に建てられた「風見鶏の館」。昭和53年に国指定の重要文化財になり、現在の所有者は神戸市です。館内ではさまざまな文化講座や展示会が随時開催されています。

 

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尖塔の上に立つ風見鶏が特徴的なこの異人館。風見鶏の主な役割は、風向きを知ること。この館の風見鶏はさらに魔除けとしての役割も果たしているそうです。館にしのびよる魔を追い払うため、両脚をふんばり尾を高く上げる雄鶏。頼もしいです。

 

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ドイツ語で書かれた家屋銘文が館の外壁に刻まれていました。全く読めないのですが、書体の美しさに惹かれて撮影。

風見鶏の館・公式サイトによると「私の家は私の世界です。この家を気にいってくれる人は、だれでも大歓迎です」という意味なのだとか。国境を超えて交流する貿易商人トーマス氏の人柄がにじむ銘文です。館に幸運を呼び込むためのおまじない的な役割も果たしていたそう。

ちなみにドイツやオーストリアの古いホテルでは、ゲストを歓迎する意味を込めて、こうした家屋銘文を掲げることがあるそうです。

 

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風見鶏の館の前には、北野町広場があります。ジャズを演奏するミュージシャンの彫像の他、観光案内所、トイレなどが隣接。北野めぐりの拠点であり、撮影スポットでもあります。彫像を撮影している近くで、若い女性たちが思い思いのポーズをとって記念撮影をしていました。

 

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広場の舗装タイルに刻まれた12星座。思わず足を止めて自分の星座を探しました。

(2021年10月撮影)

 

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