関西 日帰りカメラ旅

神戸市在住。日帰りで行けるちょっといい場所を訪ねて写真を撮っています。

【奈良】ならまちを歩く(1)~近鉄奈良駅から椿井町

 

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神戸三宮駅から快速急行・奈良行きに乗り、約1.5時間電車に揺られて近鉄奈良駅に到着。駅の改札を出て階段を上がるとそこは行基広場でした。待ち合わせスポットとして広く知られている行基菩薩像が、広場の中央に設置された噴水の上で静かに佇んでいます。

 

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行基菩薩像の奥に東向(ひがしむき)商店街の入口があります。

東向の町名は、むかし興福寺に対して通りの西側だけに人家があり、それがすべて東を向いていたことが起源です。

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東向(ひがしむき)商店街のアーケードが巨大な道標として使われていました。「興福寺春日大社参道→」「ならまち、元興寺→」。奈良の主要な観光スポットはこの東向商店街を通れば辿り着けそうです。

ちなみに、ならまちという行政地名はありません。奈良の公式サイトによると、ならまちとは、世界遺産である元興寺の旧境内を中心とするエリア全体のことを指すようです。

 

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東向商店街の出口辺りに重厚な石造りの建築物がありました。南都銀行本店です。この建物は大正15年旧六十八銀行奈良支店として竣工されたもので、三条通り側からの外観は竣工当時とほぼ変わらない状態を保っています。

 

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両側に電信柱が立ち並ぶ狭い道路。こんな風に上空でもつれ合う電線を見たのは久々のような。電柱・電線・細い路地、好きな風景です。

 

 

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400年以上続く墨つくりの老舗「古梅園」の前を通りました。昔ながらの奈良墨の製法を守り続けているお店です。店舗などが登録有形文化財に登録されているようですが納得。

帰宅して調べたのですが、古梅園の墨の製造期間は11月~4月末。この期間に予約すれば墨の製造過程を見学できるようです。またこの時期は、自分の手でぎゅっと握って墨を作ることができる「にぎり墨体験(4000円)」を開催している様子。面白そうなので機会があれば受けてみたいと思いました。


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この時点で早くも方向感覚を失いどこを歩いているのかわからなくなってきたのですが、スマホで確認するのも面倒なので足に任せて散策します。

電信柱に取り付けられた看板。これも最近目にすることが少なくなりました。いい感じの看板がたくさんあったのでうれしくなりました。

 

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(2021年11月撮影 CANON EOS M6)

 

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