大阪市民の通勤通学の交通手段として今も使われている公営渡し船。市が運営する渡船場が市内8箇所にあるのですが、その中の一つ千歳(ちとせ)渡船場(北恩加島側)を訪ねました(2019年5月初旬)。
到着したのは12時ごろ。北恩加島側(大正区北恩加島2丁目)と鶴町側(大正区鶴町4丁目)約371メートルの岸壁間を渡し船が往来しているので、ベンチに腰をおろして船の到着をしばし待ちます。
ここは春夏は開放感を満喫できるスポットですが、冬はちょっと寒いかもしれませんね。何か暖房的なものが設置されているといいのですが。
やってきました、渡し船「はまかぜ」。渡船場で待っていた約10人と自転車5台が乗り込み、12時20分出発。
千歳橋を歩いて対岸に渡れるのですが、歩行者にとっての利便性は渡船の方が上。それで、今でも橋の脇を渡船が往来しているそうですよ。
渡し船の中から大正内港を望む。渡船場の掲示板に「渡し船から見る大正内港と昭和山の風景は絶景」と書かれていたのですが昭和山はどこ?
昭和山が見つからないうちに対岸(鶴町側)に到着。見出しに「3分の船旅」と書きましたが実際はもっと短かったかも。1~2分程度だったような気もします。帰宅後調べたのですが、昭和山は山というよりは小高い丘らしいですね。天気が良ければ見ることができたかもしれません。
鶴町側の渡船場に時刻表がありました(2019年5月時点の時刻表)。これを見ると通勤時間帯以外は20分間隔で運航しているようですね。大阪市のウェブサイトによると乗船人数は1日平均約489人とか。
乗客を入れ替えたはまかぜ号は、北恩加島側に向かって去っていきました。さよなら、はまかぜ。
乗船料は無料。歩行者・自転車専用。大阪市ウェブサイトに渡船場マップと時刻表があったのでリンクしておきます。
それではまた。
■千歳渡船場
(2019年5月撮影 機材:Canon EOS M6)