明石市大蔵天神町にある山陽電気鉄道・人丸前駅は、日本標準時子午線上に立つ「明石市立天文科学館」をホームから見ることができます。
手前の電線が少々目障りですが、気にせずパシャパシャと撮らせていただきました。
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明石市立天文科学館は、隕石や月の石のレプリカ、ジオラマ、プラネタリウムなどの展示物を通じて時と宇宙について学べる施設。しかし、個人的な注目点はそこではなく、天文科学館に在籍（？）しているローカルヒーロー「軌道星隊シゴセンジャー」です。
シゴセンジャーは、時々キッズプラネタリウムに登場して悪役「ブラック星博士」と戦いつつ、子午線や星空に関する知識を伝える教育系ヒーロー。天文科学館はシゴセンジャーのPRに力を注いでいるようで、You Tubeにプロモーション映像が上がっているのですが、これが面白いです。
「軌道星隊シゴセンジャー」 プロモーションビデオ - YouTube
映像の見どころは以下の通り。
■科学館のオフィス（おそらく）で職員の皆さんに混じって電話応対するシゴセンジャーレッドと、施設のガイドブックを楽しそうに読むシゴセンジャーブルー。日頃は通常業務をこなし有事の際はヒーローとして活躍する勤務形態のようです。
■星の被り物とグラサンがインパクト大のブラック星博士。
■ブラック星博士が得意技「寒いダジャレ」を繰り出し明石市を攻撃。摂氏零度のダジャレによる猛烈な寒波に襲われ、雪に覆われた明石市と氷ついた市民。
■明石海峡大橋の上でシゴセンジャーに討ち取られるブラック星博士。
BGMのシゴセンジャーのテーマソング（？）は70年代アニメ、タイムボカンシリーズのヤッターマンやゼンダマンを彷彿とさせる昭和歌謡風メロディーで、とても味わい深い。何度もリピートして聞き入りました。
さて、人丸前駅のホームの南側はこんな感じの風景が広がっています。駅前にずらりと並ぶ建物は昭和の面影を残しているようですね。
駅のホームから明石海峡大橋が見えるんですよ。個人的には大橋よりも、その手前にあるツタに覆われた大きなエントツが気になるのですが・・・銭湯のエントツ？それとも工場のエントツ？謎ですね。
人丸前駅は、東経135度子午線（日本標準時子午線）がホームを横断する日本で唯一の駅で、ホームの西よりに子午線を示す線が引かれています。とてもめずらしい風景なのですが痛恨の撮り忘れ。いつか再訪問して撮りたいと思います。
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追記：2022年9月26日
2022年9月、再び人丸前駅に降りて、ホームに引かれた子午線ラインを撮ってきました。そしてトップ写真も差し替えました。
トップの写真は、子午線ラインと天文科学館を一直線上に並べたかったのですが
これが思いの外むずかしかったです。空が雲におおわれて灰色なのも今ひとつ。天文台には青空が似合うので、また撮りに行くかもしれません。
北側改札口の柱の「シゴセンオー」。シゴセンジャーと力を合わせて地球を守る巨大ロボットです。
（2022年5月、2022年9月撮影 機材：Canon EOS M6）
