今ちょうどアジサイが見頃ですので、
数年前に訪ねた(2018年6月下旬)藤森神社「紫陽花まつり」についてまとめてみました。
藤森神社は「菖蒲の節句」発祥の地であり、菖蒲が勝負に通じることと、
毎年5月に「駈馬神事」が行われることから
「勝負と馬の神社」として信仰されています。
参道に置かれた道標からも、馬へのリスペクトが感じられます。
この辺りの心配りは馬の神社ならではですね。
鳥居をくぐり、まずはご神前に拝礼した後、境内を散策。
馬主、騎手、競馬ファンの参拝でにぎわう神社ですので
絵馬舎にはこんな感じの絵馬が掲げられていました。
神馬像もサラブレット的な躍動感に満ちています。
今にも走り出しそう。
他にも、渋い鋼色の金太郎像や、七福神像などなど
幸せオーラを放つ数々の銅像・石像が鎮座。
特に金太郎像は独特の力強いポーズをとっているだけに印象深く、
眺めるだけで勝運をいただけそうな気がしました。
境内にはお稲荷さまも鎮座しておられます。
このキツネさんは小顔でスッとしてて粋な感じ。
さて、入苑料300円を納めて紫陽花苑に入苑。
訪れた時期は6月下旬(2018年)だったので、
すでに見頃は終盤にさしかかっており花の数もやや少なめ。
苑内を散策する人影もまばらだったので、
静かに花を楽しむことができました。
苑内は30分もあれば見て回れる広さだったと思うんですが、
花との別れが名残惜しかったので、細い散策路を何度も行き来して長時間ウロウロ。
日が傾き始めたので慌てて境内に戻り、
競馬が趣味の父へのお土産としてお守りを買うため販売所に足を運びました。
ズラリと並んだお守りの中から、
馬と騎手のイラストがあしらわれた「勝運 賭馬守」を選択。
馬と騎手のお守りって、この神社でしか購入できないですよね、たぶん。
そして、藤森神社参詣の総仕上げはやっぱりこれ、
神官さんの音声メッセージが流れることで有名な白馬の自動販売機(右)で運試しです。数字がそろえばドリンク1本がもらえるようですよ。
金太郎、七福神から圧倒的勝運をいただいたばかりなので超強気、
意気揚々とコインを投入。
ヒヒーンという馬のいななきの後、電光板の数字が変転。
ファンファーレとともにゴロゴロと音を立てながら
ペットボトルが1本転がり出てきました。
あー、数字は揃いませんでした。
いただいた勝運がうまく作用しなかったみたいです。
微妙に悔しかったんですが、
まあ「幸運をお祈りします~」という神官さんのほんわかした音声を聞けたのでよかったです。
数字が揃わなかったのは「勝運は別の機会に使うように」という
神様からのメッセージだと考えることにして帰路につきました。
■藤森神社
(2018年6月撮影 機材:Canon EOS M6)