関西 日帰りカメラ旅

神戸市在住。日帰りで行けるちょっといい場所を訪ねて写真を撮っています。

【滋賀】琵琶湖が見える寺院「三井寺」の千本を超える桜にうっとり、毘沙門堂はまるで玉手箱

この記事では、2018年4月に訪ねた三井寺園城寺)についてまとめています。

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滋賀県大津市にある天台寺門宗の総本山・三井寺は、
琵琶湖南西の長等山中腹にあります。

高い場所に登れば琵琶湖が見えるかも
境内にある展望台からは期待通り
大津の街並みと青い琵琶湖を一望できました。

 

中央の六角屋根の建物は手水舎
そして向かって右の建物が絵馬堂、左側が観音堂

 

観音堂は、西国三十三所観音霊場の第14番札所。
ちょうど愛染明王毘沙門天などもろもろの仏様が特別公開されていたので、
仏像の絵が描かれた黄色い旗が立っていました。

観音堂に安置されている本尊・如意輪観音像は未公開。
秘仏ですので公開は33年に一度だけなのですが、
令和2年に天皇の御即位を記念して特別に開帳されました。

となると次の開帳はかなり先になるでしょうから、
私の年齢だと、もうこちらの秘仏は拝めないかも。

 

桃山時代の豪華な建築様式の系譜を受け継ぐ毘沙門堂には、
金、朱、青などの極彩色が施されていました。

 

写真では伝わらないかもしれないですが小さなお堂です。
三井寺に建立された、天然木の風合をそのまま生かした木造建築物のなかで、
この毘沙門堂の鮮やかな色彩は異彩を放っています。

説明板によると、尾蔵寺の境内南勝坊にあったものが明治42年に山内に移され、
その後(昭和31年)、現在地へと移築されたそう。

まさに「山中の玉手箱」とでも言いたくなるような豪華さですが、
このお堂、もとは何に使われていたのでしょう。
建立についてはっきりとした資料は存在せず、
寺蔵の「元禄五寺社改帳」にちょっとした記述が
残っているのみ。

石橋の脇の桃色の桜の下あたりが
フォトスポットになっていました。

「ここは一日中遊べるお寺やなあ」
「広いから散歩するのにちょうどいいんや」
と笑顔でスマホを桜にかざすシニアご夫婦。

一千余本のソメイヨシノと山桜が花盛りで
まるで時代劇に出てくるお寺のような風情。

広大な境内に、国宝や重要文化財など、
数々の文化財が所蔵された本当に見どころが多いお寺でした。

(2018年4月撮影 機材:CANON EOS M6)

 

 

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