数年前に金閣寺を訪れた際、土産店で線香を購入しました。
線香といっても仏壇等は置いていないので、
主に香りを楽しむために使っています。
金閣寺を訪れたことを記憶に留めておきたいと思い、
この線香を全部使い切る前に煙を撮っておきました。
箱に同梱されていた薄紙には、
寺に関する情報は記載されていたのですが
香りや原材料については何も書かれていませんでした。
実際に燃やしてみると
気分をすっきりさせたい時や集中したいときに
使いたくなるスパイシーで甘い香り。
煙は多めだと思います。
白い和紙が漉き込まれた紅い紙箱に入っていたので
これも撮っておくことにしました。
箱に刻まれた金色の筆文字「金閣寺参拝記念 北山 金閣 鹿苑寺」が
紅色に映えて美しいです。
製造元は京都市中京区に本社を構える香老舗・松栄堂。
線香が燃え尽きるまでの時間について調べてみました。
長寸の線香1本が燃え尽きるまでの時間は40分。
禅寺では「一炷(いっちゅう)」と呼ばれており
座禅を行う時間の単位とされているそうです。
この線香は、短寸(13.5ミリ)なので燃え尽きるまでの時間は約30分。
ということは2本燃やすと1時間です。
たとえば「1時間だけ読書したい」「1時間以内に用事を済ませたい」という時に
線香を時計がわりに使ってみてもいいかも。
手間はかかりますがタイマーを使うより雅ですよね。
(2022年10月撮影 機材:CANON EOS M6)