海技教育機構の練習帆船「日本丸」が
神戸港・第一突堤に錨を下ろしていました。
日本丸は、初代日本丸の代替船として1984年に建造された練習帆船。
船舶職員を養成する実習訓練に必要な教育設備が完備されており、
初代日本丸をしのぐ帆走性能を誇ります。
船首。金色の女神像「藍青(らんじょう)」が手を合わせていました。
日本丸は「太平洋の白鳥」と呼ばれる美しい船。
丁寧にメンテナンスされた船体には傷や汚れがなく
真っ白な状態に保たれていました。
帆柱とロープ。帆を下ろしています。
ロープに円盤のようなものが付いています。
この円盤は、何に使われているのかな・・?
猫がロープを両手でぐっと握っている様子からすると、
ロープが動かないように固定するパーツ?
ひょっとすると鳥よけかな?
港に詳しい知人に写真を見せて「これ何だと思う?」と聞いてみると
「ねずみ返しやで」とすぐに答えが返ってきました。
係留中に、ねずみが「もやい綱」を伝って船内に入ることがあるので、
この円盤状のパーツを綱に装着して侵入を防いでいるそう。
それで猫なのか・・納得。
この猫は三毛猫でしょうか。
雄の三毛猫は縁起が良いそうですので
船の守りにピッタリですね。
この日は、4年ぶりに開催された「神戸まつり」の影響で
いつもよりたくさんの人がそぞろ歩き、
対岸のハーバーランドでも
さまざまなイベントが行われていました。
ダンスなどの催し物も開催され、
賑やかな雰囲気が広がっていました。
(2023年5月撮影 機材:Canon EOS M6)
■参考資料:海技教育機構公式サイト