虹の橋をわたった愛犬が迷わず帰ってこれるように、
今年も昨年と同じようにキュウリの精霊馬をつくる予定でした。
ですが、特売日にキュウリを買い忘れてしまい
精霊馬がない状態のままお盆を迎えることに。
精霊馬以外に、なにか簡単にできる供養の方法はないものかと
お盆に関するいろいろな情報をパラパラと検索していると、
むかし、遠野市を中心とする岩手県の中部地方に
供養絵馬という風習があったことがわかりました。
絵馬といえば、一般的には文字で願い事などを書き込んだ小型の額ですが、
供養絵馬は、横サイズが70~100センチほどもある大型の板絵で、
そこには故人が来世で過ごす姿などが
きめ細やかな筆致で美しく描き込まれています。
「絵で供養する」という考えはおもしろいですね。
ふだんはワンコのことは忘れて過ごしているので、
一年に一度ぐらいは
ちょっと手間のかかる作業を行って
在りし日のワンコの姿をしっかりと思い起こしておけば
ワンコも喜ぶかもしれない。
というわけで昼寝中のワンコを描いてみました。
もちろん寺には納めないですし、
簡単な鉛筆スケッチしか描けないので
供養の真似事にしかならないのですが。
(2024年8月撮影 機材:CANON EOS RP 画材:鉛筆)