質の高い品物を入手できる市場として知られる「黒門市場」。
黒門という呼び名の由来となったのは、市場の近くにあった圓明寺の黒塗りの山門。
江戸時代、その山門の前に魚を売る市が出たことが起源ですが、
明治時代に、圓明寺と山門はともに焼失したそうです。
正月準備の買い物客が往来する「なにわの台所」のにぎわいはどれほどのものか、
体感するため2023年12月某日に黒門市場を訪ねました。
買い物客でごった返す商店街。ものすごいにぎわい。
巨大なカニの足に驚愕。こんなに大きなカニは食べたことありません。
そしてその価格にも度肝を抜かれました。
集英社オンラインの記事によると、黒門市場は一時期、
外国人観光客に合わせた観光地価格に値上げされ、
カニ4足3万円、エビ一尾3500円の値段で販売されていたそう。
商品の価格が高騰していることがネットで話題になり物議を醸したこともあって、
最近は値段が下がり、良心的な価格で販売する店が増えたそうです。
私はもともと高級鮮魚には縁がない人間。
カニもホタテもフグもめったに買わないから相場感がないので、
値段が高いのか、適正なのか判断できません・・。
黒門市場の冬の名物フグ。
さばく前の状態で店頭に並んでいました。
白子があるフグには「白子入り」のラベルが貼付。
祝200周年。長い長い黒門の歴史を感じさせる吊り下げ型ポスター。
購入したばかりの海鮮をイートインスペースで食べている外国人観光客も多かった。
やっぱり日本のお魚は人気があるということかな。
搾りたてのフルーツジュース。
他に、食べ歩きができるように串に刺した白イチゴ、
カットした赤肉メロンなど、高級フルーツも。
白イチゴはその名が示すように、果肉が白いイチゴ。
品種改良の過程の突然変異で生まれたもので、
桃や洋梨のような香りがするそう。
ご近所のスーパーではなかなかお目にかかれない高級フルーツです。
神戸牛の串焼きなど大阪以外のご当地名物も並んでいました。
大阪名物、立体看板が黒門市場にも。アーケードの海を泳ぐタコ。
巨大魚も泳いでいます。マグロかな?
フラワーショップには、新春らしい和風のフラワーアレンジメントが。
黒門ちょうちんのマグネットは、お土産にちょうど良いかさばらないサイズ。
舞子、金閣寺、鳥居などがデザインされたTHEニッポン的なマグネットも楽しい。
着せる子供はいないけれども欲しくなった衣類がこれ。
赤ちゃんサイズの半纏って飾っておきたくなります。
(2023年12月撮影 機材:CANON EOS M6)
参考サイト:
・集英社オンライン「カニ4足3万円…“ぼったくり市場”と炎上した黒門市場のその後。・・・」
・黒門市場公式サイト
・大阪市公式サイト