関西 日帰りカメラ旅

神戸市在住。日帰りで行けるちょっといい場所を訪ねて写真を撮っています。

奈良

【奈良】写真家の住まい「入江泰吉旧居」を訪ねた――文豪・志賀直哉が座ったかもしれないソファで休憩した

2022年11月、奈良県奈良市水門町にある「入江泰吉旧居」を訪ねました。 「入江泰吉旧居」は、奈良の写真家・入江泰吉(1905~1992)が終の住処とした住宅。 玄関らしきものがないのでちょっとびっくりしたんですが、これはもともと寺院の塔頭として使われて…

【奈良】春日大社、釣灯籠の回廊――徳川綱吉や直江兼続が奉納した灯籠を見た

昨年中はお世話になりました。今年もどうぞよろしくお願いいたします。 ・・・・・・・・・ さて、新年ですので、できることなら幸先が良さそうな明るい写真をアップしたい。 初日の出を撮りに行こうと思ったのですが、この寒さの中、メリケンパークや神戸空…

【奈良】一杯の万葉粥を旬野菜の味変で楽しんだ「春日大社・春日荷茶屋」

2022年11月下旬、朝から写真を撮りつつ春日大社・本宮を参拝しました。春日山原始林の中に多くの神々がお鎮まりになっている春日大社の参詣は、それなりに時間がかかります。若宮十五社を巡り終えて、腕時計で時間を確認すると13時を過ぎていました。 さてお…

【奈良】春日大社「祓戸神社」の大イチョウ――手水と参拝で心身スッキリ

春日大社「二之鳥居」を入ったところにある「祓戸神社(はらえどじんじゃ)」を訪ねました。春日神社公式サイトによると、平安中期の寛弘3年(1006年)にはお祀りされていた古社。6月と12月に執行される大祓式はこのお社で執行されるそうです。 神社の側の大…

【奈良】紅葉の名所「手向山八幡宮」で百人一首の世界に浸る

紅葉の名所、手向山麓に鎮まる手向山八幡宮(たむけやまはちまんぐう)を訪ねました。手向山八幡宮は、東大寺を守護するために天平勝宝元年(749年)、九州豊前国(大分県)宇佐八幡宮よりむかえられた神さまです。 百人一首に収録されている和歌「このたび…

【奈良】大仏池、イチョウのじゅうたんの森に「鹿せんべい」を欲しがらないシカがいた

穴場スポットでシカを観察 大仏池のシカは自然食派? 夏になるとホタルが飛び交う大仏池 穴場スポットでシカを観察 東大寺境内にある大仏池(だいぶついけ)。奈良観光の穴場スポットとして知られており、撮影に適しているのは大仏殿を望める西側。今回は東…

【奈良】ならまちを歩く(3)元興寺町で「藤岡家住宅」と再現町家「ならまち格子の家」を見た

2021年秋に訪れた「ならまち」の散策記録をほぼ1年ぶりに振り返り、続編としてまとめました。 元興寺町は、かつては元興寺の南大門花園院があったとされている場所です。商店街・商業地として栄えた地なので、商家風の町家建築が多く残されているようです。 …

【奈良】ならまちを歩く(2)江戸時代のおもちゃで遊べる「奈良町からくりおもちゃ館」

狭い路地の奥に佇む小さな町家。その入口に掲げられた木製の看板に筆文字で「奈良町からくりおもちゃ館」と書かれていました。江戸時代の子供たちが遊んでいたおもちゃを展示している施設です。中をのぞくと「どうぞお入り下さい」と穏やかな声が。入館料に…

【奈良】ならまちを歩く(1)~近鉄奈良駅から椿井町

神戸三宮駅から快速急行・奈良行きに乗り、約1.5時間電車に揺られて近鉄奈良駅に到着。駅の改札を出て階段を上がるとそこは行基広場でした。待ち合わせスポットとして広く知られている行基菩薩像が、広場の中央に設置された噴水の上で静かに佇んでいます。 …

【奈良】猿が護るならまちの信仰「庚申堂」

元興寺の旧境内を中心とする「ならまち」エリア。そのほぼ中心部に庚申堂(こうしんどう)という小さなお堂があります。 お堂の正面に猿の石像。小さなお堂ですが、伝統的な町家が並ぶならまちですので赤い提灯がひときわ目立ちます。提灯には「吉祥天女」「…

【奈良】晩秋の奈良公園「鹿のおじぎと鹿せんべい」

奈良公園の鹿の大好物「鹿せんべい」は、奈良公園の各地にある売店で購入できます。 売店といっても特別な建物があるわけではなく、広い奈良公園の中にぽんと小さなテーブルが置いてあって、看板が立っているだけの簡易的な移動店舗。パイプ椅子に座った売り…

【奈良】紅葉シーズン終盤をむかえた鏡池(東大寺)を歩く

奈良公園内にある「鏡池」を訪れました。奈良公園の総面積は約660ヘクタール。シーズンを迎えると、公園内のモミジ、ナンキンハゼなどが一斉に色づく関西屈指の紅葉の名所です。観光客でごった返していると予測して出発したのですが、いざ奈良公園を歩いてみ…