2024年3月末頃、「ポートアイランド南ひまわり広場」を訪れました。
今年もきれいな菜の花畑ができていました。
ほぼ満開ですが、ツボミもたくさん残っていたので、
まだまだ花が咲きそうです。
花の上を飛び交うミツバチが忙しそうに蜜を集めていました。
いったいどこから来たんでしょうか。
ミツバチが巣をつくりそうな場所といえば六甲山。
ひょっとすると、六甲山の麓に巣があり
そこから飛んできたミツバチかもしれません。
でも、セイヨウミツバチの行動範囲は巣から半径およそ3キロメートル。
巣がある場所を新神戸駅周辺と仮定した場合、
菜の花畑がある「南ひまわり広場」から新神戸駅までは約7キロもあります。
それに、港は風が強いのでミツバチが飛び越えることはできないかも。
ではどこから?
ポートアイランドには、緑豊かな中公園と南公園があります。
中公園から、菜の花がある「南ひまわり広場」までは約3キロ
南公園からだと約1キロ。
いずれもミツバチの行動範囲である3キロメートルまでの範疇なので
やはりポーアイ内のどこかにミツバチの巣があるのかもしれません。
ところで、日本はミツバチの数が減っているそうですね。
ミツバチに寄生するダニのほか、
農薬の影響、養蜂家の高齢化などが
減少の原因なんだとか。
ミツバチは、100種類の作物のうち
7割もの受粉を媒体する大切なポリネーター(花粉媒介者)なので
いなくなると大変です。
とりあえず、この菜の花畑がある間は、
ここに住むミツバチたちは蜜集めに苦労しないはず。
アインシュタインが「ミツバチが絶滅すると、その4年後に人類は滅びる」
と言ったそうですが、そんなことにならないように
たくさん蜜を集めて仲間を増やしてほしいものです。
参考資料:NPO法人 博多ミツバチプロジェクト 公式サイト
山田養蜂場 公式サイト
(2024年3月撮影 機材:CANON EOS RP)