関西 日帰りカメラ旅

神戸市在住。日帰りで行けるちょっといい場所を訪ねて写真を撮っています。

80歳で免許を返納した父に自動運転車を贈りたい

シニアの免許返納事情

93歳で免許返納を決断した男性に
BSS山陰放送が密着取材した記事を
Yahooニュースで読みました。

まず、取材された男性が93歳まで車を運転していたという事実に驚いたのですが、
生活の足がなくなるとスーパーや病院にも行けなくなるわけなので、
「運転できるうちは免許を手放したくない」という気持ちは理解できました。


公共交通機関が充実している地域に住んでいるのであれば
車がなくなってもそれほど困らないと思いますが、
そうでなければ、免許を返納してしまうと
生活ができなくなるかもしれません。

 

ちなみに、うちの父は80歳になったとき免許を自主返納しました。
父の場合、自宅周辺の慣れた道路を走行するだけでしたので
アクセルとブレーキを踏み間違いそうになったり
ハンドル操作を誤りそうになったりなどといった
危ない兆候はありませんでした。
ですので「返すのはもったいないな」などと言いながら
渋っていたんですが、最終的には自分で免許を返納して
それと同時に車を手放しました。

電動自転車にもリスクがある

父が住んでいる地域は、
高齢者向けの巡回バスが走っていないので、
車にかわる生活の足として電動自転車を購入。
今は、それに乗って郵便局やスーパーに出かけているようですが、
交通量が多い車道の横断歩道を
高齢者が自転車で渡る様子は危なっかしくて
見ていられません。

買ったものをカゴに入れすぎると
ハンドルをとられやすくなりますし、
バランスを崩して転倒するリスクもあります。
こうした状況を見ていると
高齢者にとって自転車は
安全な乗り物とはいえないような気がします。

免許を返納したこと自体は正しい選択だったと思うのですが、
免許返納後、父はなんとなく弱ったというか
老けるスピードが早まったような気がします。
これといった趣味がない父にとって車の運転は
レジャーのひとつでもあったので、
車がなくなったことで気持ちの張りが緩んだのかもしれません。

自動運転車が普及すれば

こういった問題を解決するのが
「自動運転車」ということになるんでしょうか。
車に乗り込んで目的地、たとえば「京都の金閣寺に行きたい」と
指示をすれば、勝手に車が連れて行ってくれるなんて夢のようです。
高齢者向けの安全な自動運転車が普及してくれれば、
父に贈りたいんですが
それはまだかなり先の話になりそうですね。

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トップの写真は
ハーバーランドびっくりドンキーさん店舗前に展示されている
洒落たビンテージカー。
免許返納とは全く関係ないのですが、
車つながりということで。
(2023年6月撮影 機材:CANON EOS M6)

参考資料:Yahooニュース
93歳まで運転した男性、免許返納を決断した理由