兵庫県立舞子公園の中にある旧木下家住宅を訪ねました。
旧木下家住宅は、昭和16年に神戸で海運業を営んでいた又野良介氏が私邸として建てた数寄屋造近代和風住宅。
昭和27年に明石で鉄工業を営んでいた木下吉左衛門氏の所有になった後、遺族から兵庫県が寄贈を受けました。
創建時の屋敷構えをほぼ完全に残しており、「昭和の暮らしを体感できる」貴重な和風住宅として、平成13年12月には国の登録有形文化財に登録されています。
応接間は玄関脇にあります。応接室セットのフレームは竣工当時のオリジナル。
壁の絵は竣工当時から飾られていたものです。
マントルピースの電気ストーブも竣工当時に使われていたものが展示されています。
前庭を一望できる大きな窓。
草花をモチーフにしたデザインが昭和を感じさせる装飾ガラス。
ガラスの向こう側にトカゲ(イモリ?)がいました。
庭が舞子公園に隣接しているので豊かな緑に取り巻かれています。
人が住み良い場所は、小さな生き物にも住み良い場所なのかもしれません。
■兵庫県立舞子公園 旧木下家住宅
所在地:〒655-0047 兵庫県神戸市垂水区東舞子町11−58
入館料:大人100円 (70歳以上50円)、高校生以下無料
開館時間:10:00~17:00
休館日:月曜(祝日の場合翌日休館)
アクセス:JR舞子駅下車 徒歩5分