関西 日帰りカメラ旅

神戸市在住。日帰りで行けるちょっといい場所を訪ねて写真を撮っています。

【神戸】六甲山の命の道標「119番 通報プレート」

六甲山を散策中、道標の上に置かれた緑色の小さな人形を見つけました。
子供の忘れ物でしょうか。
道標の柱の上には救急車が描かれた黄色いプレートが設置されています。
まるで、救急車から飛び出した小さな救助隊員が辺りを見渡しているようですね。

この黄色い板は、急病やケガで動けなくなった時などのために設置されている「119番 通報プレート」。

119番や110番に通報する際に、救急車のイラストの下に記載された「ひらがなと番号」を伝えると通報者の位置が分かる仕組みになっています。119番通報で番号を伝えた後は、プレートの近くで待機。動かず救助を待ちます。

 

六甲山は市街地に近く、数多くの登山口・登山コースが整備されている低山ですが、毎年一定数の山岳遭難が発生しているそうです。

 

そうした遭難を未然に防ぐため、「命の道標」とも呼ばれる「119番 通報プレート」が登山道の各所に設置されています。基本的な設置場所は、道標の柱の上のようですが、なかには道標の前面に設置されているプレートも。

 

こんな風に道標が草に覆われても、鮮やかな黄色のプレートは確認できますね。

 

登山道に設置されているプレートの数は約800個。六甲山系80以上のコースのほか、北区道場町の大岩岳ハイキングコースにも設置されているそうです。これは心強いですね。六甲山では、この黄色いプレートを確認しながらの散策を習慣化したいと思いました。

(2022年7~8月撮影 機材:Canon EOSM6)

 

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