関西 日帰りカメラ旅

神戸市在住。日帰りで行けるちょっといい場所を訪ねて写真を撮っています。

【神戸】「5匹で補助金1万円」大人気ペットだったミドリガメが捕獲対象に

 

増えすぎた「ミドリガメ

数日前、神戸市の「自然環境保全活動補助事業」に関する
補助金が話題になりました。

外来種のアカミミガメを5匹つかまえたら
1万円の補助金が支払われる」という内容の取り組みで、
非営利団体が捕獲したアカミミガメの引き取りを
神戸市が実施しています。

 

アカミミガメは「ミドリガメ」の通称でペットとして輸入・販売され
一般に広まった生き物。

幼体は、精巧な食玩のように愛らしいのですが、
成長すると水槽に収まらないぐらい大型化。
飼育しきれず野外に放出された結果、
市街地の池や川で増えてしまったんでしょうか・・。

1970年代、室内で飼育できる安価なペットとして人気に

私が小学生だった1970年代、
水槽ひとつで飼育できる手軽なペットとして、
アカミミガメの幼体「ミドリガメ」が、デパートや祭りの屋台など、
いろいろな場所で販売されていました。

価格も手頃だったので、
私も一匹飼っていたのですが、
カメの餌も今のように簡単には手に入らず、種類も限られていたので、
台所にあったありあわせの食材で餌を作りました。


ほぐした煮干しや小さく切ったチクワ、
軽く練った飯粒などを用意し、
カメの鼻先に差し出して食いつきを試したことも
今となっては懐かしい思い出です。

 

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一時期は、子どもの遊び相手として
大いにもてはやされた生き物が、
防除対象の「条件付特定外来生物」に指定され、
捕獲されているわけですから、
視点を変えて考えてみると
残酷な出来事のようにも思えます。

ちなみに捕獲されたアカミミガメは「アカミミガメ防除の手引」に則って
冷凍処理されるそうです。受難ですね、アカミミガメさん(涙)。


ま、人の世は移り変わるもので無常であることは
重々承知しているのですが・・。
捕獲云々のニュースで
子どもの頃、お世話したミドリガメとの思い出が蘇り
しんみりとした気分になってしまいました。

(2023年6月撮影 機材:Canon EOSM6)

 

minatoblue.hatenadiary.jp

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