桜の木の根元で咲いていたタンポポが早くも綿毛になっていました。たんぽぽに出会うと、息を吹きかけて綿毛を飛ばす遊びに熱中した子供時代を思い出します。
綿毛が茎からはなれて宙を舞うのは、種子を遠くに飛ばすためですが、正確な飛距離はまだわかっていないそう。某テレビ番組が飛距離を実験したところ、250メートルという結果が出たようです。
でも、実際はもっと遠くまで飛べるのでは。綿毛のかたちをよく観察すると、小さなパラシュートのように見えます。風に乗ってどこまでも飛んで行く精巧にできた飛行装置のようで自然の神秘を感じます。「10キロ飛んだ」という記述を目にしたこともあるのですが事実であればすごいですね。
ちなみに、たんぽぽの綿毛はドライフラワーにできるようです。この丸くふんわりとした状態のまま、乾燥させて飾れるわけですから便利な時代になったものです。
(撮影日:上2022年4月 下2020年4月 機材:Canon EOS M6)