関西 日帰りカメラ旅

神戸市在住。日帰りで行けるちょっといい場所を訪ねて写真を撮っています。

【明石】播磨三名水のひとつ「亀の水」でコーヒーを淹れた

人丸山から湧き出る名水「亀の水」があるのは、静かな住宅街の中。両脇に住宅が立ち並ぶ車道の突き当りに柿本神社の鳥居があり、その脇に小さな手水舎が建っています。この手水舎の亀の石像の口から流れ出ているのが、播磨三名水のひとつ「亀の水」です。

 

手水舎の前に行列ができていたら、別の場所で時間をつぶすつもりでした。ところが、ペットボトルに水を注いでいたのは、地元の方と思われる女性一人だけ。これは予想外の展開でした。

しばらく待っていると、水を注ぎ終わった女性がボトルを自転車の荷台に置き、手水舎に手を合わせた後、こちらを振り向いて「どうぞ」。あわてて「ありがとうございます」と答えて、持参したペットボトルをトートバッグから取り出し水を注ぎました。

手水鉢は、享保4年(1719)に、常陸国の飯塚喜兵衛宣政が寄進されたというもの。同年12月に、手水鉢の上に亀が据えられたようです。
年月を経て変色していますが、「常陸国 飯塚 宣政」という文字が刻まれていることがわかります。

 

甲羅を背負っているので一見すると亀ですが、実は龍の子供で読み書きを好み、重いものを支える特技を持つ「贔屓(ひき)」という、伝説上の神獣らしいです。

 

鼻が長く、牙もある。たしかに龍の顔をしています。この強面の神獣が吐き出す水はとても冷たかったです。

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亀の水でコーヒーを淹れると美味しいという話を聞いたので帰宅後、早速試してみることに。煮沸すれば飲用水として使えるそうですので、名水を鍋に入れて煮立てます。
粉を入れたドリッパーにいつもよりゆっくりとお湯を注いだ後、コーヒーをいただきました。
味は、うーん・・正直よくわからないのですが、気持ち濃いめの味わいだったような気がします。

(2022年9月撮影 機材:CanonEOSM6)

 

■参考資料
明石観光協会ホームページ「亀の水」

■亀の水
兵庫県明石市人丸町5-1

 

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