関西 日帰りカメラ旅

神戸市在住。日帰りで行けるちょっといい場所を訪ねて写真を撮っています。

【明石】魚の棚商店街をぶらり、公園で明石焼きを食べる

店頭にイキの良い鮮魚や乾物がズラリと並ぶ明石の台所「魚の棚商店街」。
豊漁を祈願するために船上に掲げられる大漁旗が、
ここではアーケードに飾られています。

 

視界を埋め尽くす無数のタイ、タイそしてタイ・・・

 

タコは赤い色をしているものだと思ったのですが、黒いタコがいました。
壁から今にも飛び出しそうな迫力の「べんてんのうおんたこくん」。
よく見ると小タコもいます。

 

さて、お昼に何を食べるか考えながら歩いていたのですが、
天気も良いので、名物の明石焼きを買って公園で食べることに。
前から気になっていた鍛冶屋町の「本家 きむらや」さんへと足を向けました。

店の前に掲げられた品書きを確認すると1人前が20個900円でした。
ひとりで20個も食べることができるかな・・しばし迷った後、注文。
受け取るとき、お店の方から「3時間以内に食べてください」と釘をさされたのですが、公園までは歩いて30分もかからないので大丈夫。

 

公園のあずま屋に到着。テイクアウトした明石焼きに出汁を注いでいただきます。

明石焼きは通常、厚みのある板の上に、一定の間隔をおいて並んだ状態で出てくるので、このケースの中から溢れ出しそうな、20個の明石焼きが発するボリューム感には気圧されました。

移動中に少し冷めてしまったのですが、
ふわふわのたまごと歯ごたえのあるタコの食感は損なわれていませんでした。

美味しくいただいたのですが、包み紙に「パックのまま電子レンジで温めて
お召し上がりください」と書かれていたので、
やっぱり自宅でチンして熱々の状態でいただくのが一番かもしれません。

 

ところで、包み紙に面白い記事が印刷されていたので
ちょっと引用させていただきます。

 

玉子焼き(明石焼き)は明石が本場である。
明治から大正初期 神戸長田神社 垂水海神社 明石岩屋神社の縁日には
必ず屋台店を引いて行き以来伝々と伝えられ
今も尚元祖としてきむらやが其の秘を受けついで現在に至る。

石浦の「地タコ」の生きのよさ つけ汁の珍味、卵白と黄味の「ミックス」には
元祖としてきむらやの貫禄十分で名物としての舌賞味あり。(山陽ニュース8号より)

 

「山陽ニュース」とは何かな?
むかし山陽電車が発行していた広報誌に、
きむらやさんが紹介されたのかもしれませんね。
きむらやさんは、大正13年に創業されたという情報がありますので、
いずれにしてもかなり古い記事のようです。

(2023年4月撮影 機材:CANON EOS M6)

 

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