赤灯台は、明石市役所の南側にある「明石市役所裏ベランダ」から伸びた防波堤の先端にあります。
空模様が不穏。雨が降ってくるんじゃないかと心配しながらの散策となりました。
ここは、明石市と淡路島を結ぶ高速船「淡路ジェノバライン」の航行コース。ちょうど漁船の間をくぐり抜けるようにして「まりん・あわじ号」がやってきました。船体に描かれたタコやタイなど、カラフルなイラストが楽しいですね。
港を抜けてまっすぐ淡路島へと向かう「まりん・あわじ号」。まりん・あわじの前方に浮かんでいる小さな船は釣り船でしょうか。
当たり前のことですが、防波堤には手すりがない。防波堤にあたって砕け散る波を見ていると海に落下しそうな気分になってくるので、そろそろと歩きながら赤灯台に到着。
赤灯台は「明石港東外港南防波堤灯台」というれっきとした正式名があるのですが、この名で呼ぶ人は少ないでしょうね。やっぱり「赤灯台」という愛称が覚えやすく親しみが持てて良いです。
黒いプレートに「初点、昭和40年2月」の文字。ということは、私が生まれた頃からここにあるのですが、古びた感じがしないですね。灯台の表面はペンキ塗装だと思っていたのですが、小さな四角いタイルで覆われていました。
防波堤の先端から北を眺める。海際に立ち並ぶマンション群はすべてオーシャンビュー。淡路島と明石海峡大橋、海に沈む夕日を、ベランダでビールを飲みながら眺められるなんてうらやましい限りです。
絶景に見入っていると、釣り人さんがやって来たので場所を譲ることに。明石海峡大橋をくぐる大小さまざまな船を眺めながら帰路につきました。
ここは気持ちの良い散策スポットですが、防波堤ですので食品を扱う売店や自動販売機はないんですよ。次に来る時は、飲み物を持参してゆっくり過ごしたいなと思いました。それではまた。
(2022年5月撮影 機材:Canon EOS RP)