帽子のような投函口の雨よけ庇がなつかしい。写真は、姫路市網干区・橋本町商店街にある郵便ポスト「郵便差出箱1号(丸型)」です。
この「郵便差出箱1号(丸型)」が実用化されたのは昭和24年(1949年)。昭和47年(1972年)には日本全国で5万5000本が稼働していたのですが、合理化により箱型のポストへの置き換えが進み、最近は目にする機会が減りました。
橋本町商店街の近くを流れる網干川。この橋の先にポストがあります。橋の上からは、古い建物と新しい建物が川をはさんで向かい合う網干ならではの風景を臨めます。
10月18日、日本郵便が厚さ7cmの荷物を送れる新型ポストを公開しました。まずは都市部の15の郵便局に設置。兵庫県は尼崎北郵便局のエリア内で1本、実用化されるようですので今後、旧型のポストはますます希少な存在になるかもしれません。
橋本町商店街の丸形ポストは現役です。現在、午前と午後に1回ずつ郵便物が集荷されているようです。
(2021年10月撮影)