神戸市兵庫区にある、柳原・えびす神社「十日えびす大祭」を参拝しました。
昨年は屋台の出店に規制が入り、参道に露店が並ばなかったのですが、今年は出店規制は無し。歩行者専用道路の両脇に屋台がずらりと並んでいました。訪れたのが10日(本えびす)だったので人出も上々。
屋台の裸電球の黄色い光、鉄板の上で焼きそばを焼く音、焦げたソース香り、ハリのある呼び込みの声・・・祭りの活気っていいものだと改めて感じました。
箕に神様をあしらった福箕や、熊手、宝船など、福を呼び込んでくれそうな縁起物を売る屋台も並んでいました。
境内の東側にある石造の鳥居が入り口でした。奥に納札所が見えます。境内の西側に赤い大鳥居があるのですが、そこは出口になっていました。本来は、大鳥居が入り口ではないかと思うのですが、お参りの導線的にはこの石鳥居から入るのがスムーズ。誘導されるまま人の流れにのり、御社殿の前に到着。
蛭子神社の提灯は、上部に赤い市松模様、下部に青いぼかしが入っているのが鮮やか。お祭りムード盛り上げてくれる彩りです。御社殿の前の行列が滞らないよう、商売繁盛や家内安全などをサッと10秒で祈願して神前を離れました。
御社殿の前に建つ神楽殿の中央、ガラスケースの中に展示されていた人形。1月9日の宵えびすで奉納された、淡路人形浄瑠璃・福神楽「戎舞」の人形ですね。
ちなみに「柳原えびす神社」公式サイトによると境内の広さは600坪。Google Mapで境内を俯瞰してみると敷地がきれいな三角形で、おにぎりのような形をしているのが特徴的ですね。
蛭子神社の隣にある福海寺では「大黒祭」が開催されていました。大黒天の神様は、開運招福、商売繁盛、家内安全、五穀豊穣などの守護神です。
蛭子神社の提灯はカラフルでしたが、福海寺の提灯は白一色。簡素な明かりも良いものです。
参道の脇で、寺の職員さんが笊に盛った紅白の福餅を配っていたので、紅い餅をひとついただきました。今年はまだ餅を食べていないので、この餅を食べて福を授かりたい。
ポケットの奥深くに餅をしまい込みながら、参道の上空に吊るされた提灯に導かれるように本殿へ。天井に吊るされた、たくさんの提燈灯りを見上げた後、手を合わせました。
(撮影:2023年1月 機材:Canon EOS M6、Canon EOS RP)